聖書 そこにある真実

聖書に基づいて政治・歴史・預言を紹介

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

聖書と冷戦 第33回 ヨルダン内戦(Bible & Cold War 33rd Black September)

1967年にイスラエルにボコされて(第三次中東戦争)以降、ヨルダンはイスラエルとのボコし合いを嫌がるノリになって行きました。 一方イスラエルを滅ぼしたいテロ組織PLOはこれに反発しましたが、一般パレスチナ人にも偉そうだったので、ヨルダン政府からも…

聖書と冷戦 第32回 消耗戦争(Bible & Cold War 32nd War of Attrition)

1967年に第三次中東戦争でイスラエルにボコされて以来、エジプトはイスラエルに勝つために、ちょくちょくイスラエルにちょっかいをかけていました。 スエズ運河一帯で砲撃、奇襲、空爆が繰り返され、またヨルダンに籠るテロ組織PLOがイスラエルを挑発し、ボ…

聖書と冷戦 第31回 中ソ国境紛争(Bible & Cold War 31st Sino-Soviet Border Conflict)

もともと同じ共産主義グループだった中国とソ連は、1956年から関係がこじれていました。 1969年、中国軍がダマンスキー(珍宝)島など3カ所(19世紀の国境取り決めの対象外でした)でソ連軍にケンカを売り、両者はボコし合い、核兵器の打ち込み合いに発展し…

聖書と冷戦 第30回 チェコ事件(Bible & Cold War 30th Operation Danube)

1968年、チェコスロヴァキアのリーダーになったドゥプチェクは、言論などの自由や市場経済の導入、中立化といった改革(人間の顔をした社会主義)を実行します(プラハの春)。 しかしこれは、宗主国ソ連の社会主義体制を否定するものとみなされ、ソ連は東欧…

聖書と冷戦 第29回 第2次インドシナ戦争(Bible & Cold War 29th 2nd Indochina War)

1954年の第1次インドシナ戦争終結後、ヴェトナムは北のヴェトナム政府(共産主義国)と南ヴェトナム(アメリカの傀儡)に分裂しました。 そんな南ヴェトナムでは、ゴ・ディン・ジェム大統領が仏教徒をボコし(仏教徒危機)て反米ゲリラ(南ヴェトナム解放民…

聖書と冷戦 第28回 第三次中東戦争(Bible & Cold War 28th 3rd Middle East War)

1964年、ヨルダンでテロ組織PLOが設立されると、シリアなどがこれを支持してイスラエルにちょっかいをかけ始めます(主に砲撃)。 これを見たソ連は、中東での影響力拡大のために、「イスラエルがアラブ諸国をボコそうとしている」という嘘情報をアラブ諸国…

聖書と冷戦 第27回 北イエメン内戦(Bible & Cold War 27th North Yemen Civil War)

1962年、北イエメン(現イエメン北部)で王政が倒されると、王国残党はサウジアラビアと組み、共和制グループ(エジプト、ソ連が支援)とボコし合いをします。 しかし、第三次中東戦争(イスラエルとのボコし合い)でエジプトがボコられ、北イエメンに関わる…

聖書と冷戦 第26回 第2次印パ戦争(Bible & Cold War 26th 2nd Kashmir War)

1962年の中印国境紛争で、中国がアクサイチン(カシミール北東部)を占領したのを見て、その真似をするためにパキスタンは、占領(実効支配)地域に軍を送り込みます。 これを見たインドは、ほぼ全部の国境地帯で、パキスタン軍をボコしまくります。 エスカ…

聖書と冷戦 第25回 インドネシア・マレーシア紛争(Bible & Cold War 25th Indonesia-Malaysia confrontation)

1950年に完全独立を果たしたインドネシアでは、国内がぐちゃぐちゃだったので、スカルノが「指導する民主主義」や「NASACOM(ナショナリズム、宗教、共産主義)」を掲げ、左派(共産党)と右派(軍)をまとめるというノリで政治をし、中国とか第三世界(中立…

聖書と冷戦 第24回 キューバ危機(Bible & Cold War 24th Cuban Missile Crisis)

1959年にアメリカの手下をやめたキューバをボコそうとして失敗した(コチノス湾事件)アメリカは、キューバに色々ちょっかいをかけていました(マングース作戦)。 そのためキューバはソ連にミサイル基地設置を頼み、ソ連はこれにOKを出しますが(アナディル…

聖書と冷戦 第23回 コチノス事件(Bible & Cold War 23rd Bay of Pigs Invasion)

1959年、キューバではアメリカの手下として圧政を敷いていたバティスタが追放され(キューバ革命)、革命政府(カストログループ)がバティスタやアメリカの利権を国有化したため、アメリカにブチギレられます。 これを見たソ連がキューバ革命政府を支援した…

聖書と冷戦 第22回 コンゴ動乱(Bible & Cold War 22nd Congo Crisis)

Par 1(1枚目〜3枚目) 1950年代、ベルギー領コンゴで独立運動が起こり、ベルギー政府と独立派のボコし合いにまで発展して色々ヤバくなったので、ベルギーは独立を嫌々認めました(コンゴ共和国)が、ベルギー系住民が調子にのって国民の一部とボコし合いを…

聖書と冷戦 第21回 中印国境紛争(Bible & Cold War 21st Sino-Indian Border Conflict)

1949年の現中国政府(中華人民共和国)誕生以来、中国とインドは結構仲良かったんですが、チベットでいろいろあってダライ・ラマ14世(チベット仏教で一番偉い人。仏教第一を標榜するチベット独立派に崇拝されているため、中国政府からウザがられています)…

聖書と冷戦 第20回 第1次スーダン内戦(Bible & Cold War 20th 1st Sudanese Civil War)

1955年、エジプトの南隣・スーダンで、南部(キリスト教徒が多い、サブサハラ系)が北部(イスラーム教徒が多い、アラブ系)にキレて反乱を起こしました。 アラブ系つながりでエジプトとそのスポンサーのソ連が北部を支援しますが、アラブと敵対していたイス…

聖書と冷戦 第19回 アルジェリア戦争(Bible & Cold War 19th Algerian War)

第二次世界大戦後、アジアやアフリカでは、日本がイギリス(当時世界一植民地を持ってる国)をボコしたことにインスピレーションを受けた独立運動が次々と発生し、1830年以降フランスに支配されていたアルジェリアでも、ヴェトナム(元フランス植民地)がフ…

聖書と冷戦 第18回 第2次中東戦争(Bible & Cold War 18th Suez Crisis)

第一次中東戦争後、イスラエルはアラブ系国家に囲まれる感じになりましたが、そんなイスラエルの西隣・エジプトで、革命が起きました(1952年エジプト革命)。 エジプトはアラブ民族主義を掲げ、自国内の超絶便利な運河(スエズ運河)を国有化します。 スエ…

聖書と冷戦 第17回 ハンガリー動乱(Bible & Cold War 17th Hungary Revolution of 1956)

1953年、スターリンが死んだ直後に、東ドイツでみんなにちゃんと給料払えデモが発生し、東ドイツとソ連軍がフルボッコにしました(東ベルリン暴動)。 しかし1956年にフルシチョフがスターリンをディスった(スターリン批判)ことで、スターリン頭おかしい的…

聖書と冷戦 第16回 スターリン批判(Bible & Cold War 16th On the Cult of Personality & Its Consequences)

1953年、スターリンが死ぬと、フルシチョフが後継者となりました。 スターリンは在任中、少しでも金を儲け、ソ連に最も激しく抵抗したウクライナ人民共和国(1917〜1920)を抹殺するために、ウクライナ一帯から食料を大量にパクり、数百万人を餓死させていま…

聖書と冷戦 第15回 朝鮮戦争(Bible & Cold War 15th Korean War)

第二次世界大戦後、日本領だった朝鮮に、呂運亨らを中心に独立国家(朝鮮人民共和国)ができました。 しかし満洲を滅ぼした勢いで入ってきたソ連が北部を(北朝鮮人民委員会)、日本を占領したアメリカが南部を統治する(在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁)感…

聖書と冷戦 第14回 第1次中東戦争(Bible & Cold War 14th 1st Middle East War)

第1次中東戦争 20世紀初期以降、パレスチナにはヨーロッパからユダヤ人が大勢移住し、イスラエル再建しようぜ運動(シオニズム運動)が活発化し、アラブ人地主(エフェンディ)の小作人(ファッラーヒーン)が、自由なユダヤ人入植地に移住することもありま…

聖書と冷戦 第13回 第1次印パ戦争(Bible and Cold War 13rd 1st Kashmir War)

第1次印パ戦争 1947年、インドとパキスタンはイギリスから独立しましたが、ジャンムー・カシミール藩王国(インド一帯は藩王国が割拠していました)では、藩王がヒンドゥー教徒でインドへの帰属を望み、住民の80%がイスラーム教徒でパキスタンへの帰属を望み…

漫画 なんで世界はあるの?(Comic Why is there a world?)

「なぜ世界は存在するのか」という究極の謎(哲学一難しい問題)の答えを漫画化してみました。 This is Comic of the Answer of Ultimate Mystery (Most Difficult Question in Philosophy), "Why is there a world?"

聖書と冷戦 第12回 第1次インドシナ戦争(Bible and Cold War 12nd 1st Indochina War)

第1次インドシナ戦争 1941年、日本軍はフランス領だったインドシナに駐屯し、1945年には完全に支配下に置きました(明号作戦)。 そんなインドシナで、ヴェトミン(ヴェトナム政府の原型)が力をつけ、日本が完全に降伏したその日に、ヴェトナム独立を宣言し…

聖書と冷戦 第11回 インドネシア独立戦争(Bible and Cold War 11th Indonesian National Revolution)

インドネシア独立戦争 17世紀以来、オランダはインドネシアを植民地として支配してきましたが、第二次世界大戦で日本にボコされ、日本はインドネシアを軍政下に置きました。 1943年には郷土防衛義勇軍(ペタ)が創設され、1945年には独立準備委員会(インド…

聖書と冷戦 第10回 第2次中国内戦(Bible and Cold War 10th 2nd Chinese Civil War)

第2次中国内戦 アメリカの支援を受け、中国の実権を握っていた国民党(中華民国政府)と、ソ連の支援を受けて国民党政府に敵対していた共産党は、日華事変で協力して日本と戦っていました(国共合作)が、日本が敗北したことで、秒で再び敵対関係に陥り、内…

聖書と冷戦 第9回 ギリシャ内戦(Bible and Cold War 9th Greek Civil War)

ギリシャ内戦 ギリシャは1941年から1944年までナチス・ドイツに占領されていましたが、パルチザンの抵抗とソ連や英米の進撃によってドイツ軍が撤退した後、右派の政府(イギリス、アメリカが支援)と、パルチザンの中心だった左派・ギリシャ人民解放軍(ソ連…

聖書と冷戦 第8回 第2次世界大戦(Bible and Cold War 8th WWII)

第2次世界大戦 枢軸国(ドイツ、イタリア、日本など)と連合国(アメリカ、ソ連、イギリス、中国など)の間の、世界規模の戦争です。 第1次世界大戦後、戦災と無縁のアメリカは世界の中心・金融センターとして繁栄しましたが、1929年9月から10月、突如FRB(…

聖書と冷戦 第7回 日華事変(Bible and Cold War 7th Sino-Japanese Conflict)

日華事変 満州事変(1931〜1933)後、日本は中華民国政府と停戦(塘沽協定)していましたが、1937年に中国共産党軍(中華民国政府の中心・国民党と和解し協力)が北京郊外で日本軍(合法的に駐屯)に対する武力挑発を行い(盧溝橋事件)、日本軍はそれに対応…

聖書と冷戦 第6回 スペイン内戦(Bible and Cold War 6th Spanish Civil War)

スペイン内戦 アサーニャが率いる人民戦線政府(極左)と、フランコが率いる愛国軍(右派)の内戦です。 1931年、スペインで王政が倒され、その後の混乱の中で、1936年には左翼の集合体・人民戦線が政権を取りました。 人民戦線は政権を取るとすぐに、カトリ…

聖書と冷戦 第5回 第2次エチオピア戦争(Bible and Cold War 5th 2nd Italo-Ethiopian War)

第2次エチオピア戦争 1930年にエチオピア皇帝となったハイレ・セラシエ1世は、自国のすぐそばに植民地を持つイタリアを敵視し、イタリアもこれに応じてエチオピアへの攻撃を検討し始めました。 イタリアは一度エチオピアを攻撃して大敗しており(第1次エチオ…