聖書 そこにある真実

聖書に基づいて政治・歴史・預言を紹介

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

聖書と冷戦 まとめ2 米中対立(Bible & Cold War Summary 2 US-China Conflict)

米ソ対立(1945〜1989)の後、アメリカが世界一強い国になったのですが、自分と仲の悪い国を攻撃したせいで中国、ロシアといった東側諸国(アメリカと距離を置く国々)と仲が悪くなっていきました。 そして2011年に欧米(アメリカがリーダー)がリビアを侵略…

聖書と冷戦 第88回 ウクライナ紛争(Bible & Cold War 88th Ukrainian Conflict)

1991年にソ連から独立したウクライナは、ロシア(ソ連の後継)と欧米両方といい関係でした。 しかし2014年、極右が親露中立政権を暴力的に倒し(マイダン革命)、ロシア系住民を弾圧し始めました。 ロシア人が多い地域ではこれに反発する動きが生まれました…

聖書と冷戦 第87回 ティグレ紛争(Bible & Cold War 87th Tigray War)

エチオピアは1991年以降、北部のグループ(TPLF)が支配し、北隣のエリトリアと対立してました。 しかし2018年にリーダーになったアビィは、北部が威張ってる雰囲気を終わらせ、サウジアラビアの仲介によってエリトリアとの対立を終わらせました(ジッダ平和…

聖書と冷戦 第86回 イェルサレムをイスラエルの首都とするアメリカの承認(Bible & Cold War 86th US Recognition of Jerusalem as Capital of Israel)

主の選民イスラエルは、1948年に独立を回復し、以降周辺諸国と対立(中東戦争)してきましたが、独立を守り抜いてきました。 アメリカはイスラエルを積極的に支援し、アラブ諸国やパレスチナ(PLO。1988年までテロ組織。)との仲を仲介してきましたたが、パ…

漫画 もしも月がなかったら(Comic If there's no Moon)

月がなかったらどうなるか、漫画にしてみました。 夜が更に暗くなるだけでなく、月が地球を引っ張って支えることがなくなるため、地球は現実の4倍速く、グラグラ回り、隕石、暴風、高潮、暑すぎる昼と寒すぎる夜の繰り返しが常態化し、地球が人間が住むのに…

モンゴル帝国と東側諸国(Mongol Empire & Eastern Nations)

今日はチンギス・ハン生誕860年(旧暦)です。 なので、モンゴル帝国と東側諸国の関係を見ていきます。 モンゴル帝国(1206年〜1635年)は一番強い時にはトルコから朝鮮まで全部支配し、歴史上2位の面積を誇ってました(1位はイギリス、0位は将来現れる、偽…

聖書と冷戦 第85回 第2次イエメン内戦(Bible & Cold War 85th 2nd Yemeni Civil War)

イエメンは1990年以降、サーレハ独裁政権が支配してましたが、アラブの春(2010年以降のアラブ諸国の反政府運動)のノリで2011年に終了しました。 この時の混乱を使って、少数派ムスリム(シーア派)過激派のフーシが北部に勢力を広げ、ハーディー新政権(多…

聖書と冷戦 第84回 第2次リビア内戦(Bible & Cold War 84th 2nd Libyan Civil War)

第1次リビア内戦でカッザーフィー政権(1969〜2011)が滅んだ後、これまで抑えられてた内紛の続発によって、リビアはぐちゃぐちゃになりました。 そんな中で2014年、ムスリム同胞団などのイスラーム急進派グループが選挙にいちゃもんをつけ、首都を乗っ取り…

聖書と冷戦 第83回 シリア内戦(Bible & Cold War 83rd Syrian Civil War)

シリアは1963年以来、バース党(社会主義、少数派ムスリム)が支配し、テロ組織ムスリム同胞団(多数派ムスリム系)から国を守ってましたが、アラブの春(2010以降のアラブ諸国の反政府運動)のノリでムスリム同胞団が暴れ始めました。 ムスリム同胞団はシリ…

聖書と冷戦 第82回 中央アフリカ共和国内戦(Bible & Cold War 82nd Central African Republic Civil War)

中央アフリカでは、ボカサ1世の失脚後、クーデターが日常化してました。 そんな中で、ヤバいクリスチャン集団(アンチバラカ)と、ヤバいムスリム集団(セレカ)が現れました。 この頃、中央アフリカの近くもヤバい状況でした。 マリ:北部(アザワド)で、…

聖書と冷戦 第81回 第1次リビア内戦(Bible & Cold War 81st 1st Libyan Civil War)

リビアでは1969年以来、カッザーフィーがイスラーム社会主義の独裁体制を敷いてましたが、チュニジアの反政府運動(ジャスミン革命)がアラブ諸国に広がり(アラブの春)、そのノリでリビアでも反政府運動が起き、暴徒化しました。 カッザーフィー政権はこれ…

聖書と冷戦 第80回 南オセチア紛争(Bible & Cold War 80th South Ossetian Conflict)

1991年にソ連から独立したグルジアは、翌年に少数民族を虐待し始めたため、キレた少数民族が独立への動きを見せました。 このうちアジャリア(南西部)住民はグルジアとの統合を選びましたが、アブハジアと南オセチア(北部)の住民は独立を選び、これを認め…

聖書と冷戦 第79回 色の革命(Bible & Cold War 79th Color Revolutions)

2000年代、アメリカは東側諸国の乗っ取りのため、旧ソ連圏を中心に反政府運動を煽動しました(色の革命)。 1 ブルドーザー革命(2000) 事前にユーゴスラヴィア紛争によって追い詰めていたミロシェヴィッチ大統領を、反政府運動を支援して失脚させました。…

聖書と冷戦 第78回 第2次レバノン紛争と、2000年代の内戦(Bible & Cold War 78th 2nd Lebanese Conflict & Civil Wars on 2000s)

第2次レバノン紛争(1〜2枚目) レバノン内戦(第1次レバノン紛争)以降レバノン南部に駐留していたイスラエル軍の撤退後、ヒズボラ(レバノンのイスラーム過激派)がイスラエルを挑発し、イスラエルが反撃して紛争になりました。 国連安保理の介入によって…

聖書と冷戦 第77回 ソマリア内戦(Bible & Cold War 77th Somali Civil War)

1991年にバーレ独裁政権が滅んだ後、ソマリアは滅茶苦茶になりました。 北西部のソマリランドが実質独立を選び、残る地域(ソマリア本土)が内戦に陥りました。 まずムハンマド政権とアイディード将軍(SNA)が対立し、国連が介入しますが失敗し、ソマリアは…

聖書と冷戦 第76回 ダルフール紛争(Bible & Cold War 76th Darfur War)

1989年以来スーダンの大統領をしていたバシールは、アラブ人至上主義を進めたため、非アラブ人の抵抗が発生しました。 このうち西部で発生したものが、ダルフール紛争です。 ダルフールの抵抗グループ(SLA、JEM)は、スーダン政府からの自由を勝ち取った南…

聖書と冷戦 第75回 第3次湾岸戦争(Bible & Cold War 75th 3rd Gulf War)

2001年の米同時多発テロを理由に、アメリカはターリバーン政権アフガニスタンを潰し、そのノリでイラン、イラク、北朝鮮の3カ国を、自らの過去の悪行(先住民虐殺、他国への侵略の繰り返し、原爆投下)を棚に上げて「悪の枢軸」と決め付けました。 この頃ア…

聖書と冷戦 第74回 第3次アフガニスタン内戦(Bible & Cold War 74th 3rd Afghanistan Civil War)

2001年、アメリカでテロ(アメリカ同時多発テロ)が起き、アメリカはこれをアルカーイダの犯行とみなし、彼らと協力していたターリバーン政権(アフガニスタン・イスラーム首長国)に引渡しを要求しましたが、拒否されました。 これにキレたアメリカと仲間た…

聖書と冷戦 第73回 シエラレオネ内戦(Bible & Cold War 73rd Sierra Leone Civil War)

1961年以来、シエラレオネでは独裁政権が続いており、これに反対する動きが起きました。 隣のリベリアでも同じ動きがあり、自国の影響を大きくしたいリビアの支援を受け、内戦に発展しました。 リベリアでは反乱軍(リベリア国民愛国戦線/NPFL)が独裁政権を…

聖書と冷戦 第72回 第2次アフガニスタン内戦(Bible & Cold War 72nd 2nd Afghanistan Civil War)

アフガニスタンでは、1979年に社会主義政府が成立し、イスラーム過激派(ムジャーヒディーン)と戦っていました(第1次アフガニスタン内戦)が、1989年にソ連軍が撤退し、アフガニスタンの平和のための選挙が行われました。 しかしムジャーヒディーンはこれ…

聖書と冷戦 第71回 第2次スーダン内戦(Bible & Cold War 71st 2nd Sudanese Civil War)

スーダンでは独立以来、北部(大体ムスリム)と南部(大体クリスチャン)が対立してました(第1次スーダン内戦)が、一度仲直りしてました(アディスアベバ合意)。 しかしヌメイリが、ライバルのリビア(イスラーム社会主義国)にマウントを取るために、テ…

聖書と冷戦 第70回 エチオピア・エリトリア国境紛争(Bible & Cold War 70th Eritrean-Ethiopian Border Conflict)

1993年にエチオピアから完全独立したエリトリアは、エチオピアとの国境の一部があまりちゃんと決まってなかったのと、エチオピアのティグレ人民解放戦線(TPLF)政権(1991〜2018)がエリトリアにも影響を持とうとし、エリトリアを挑発し、1998年に本格的な…

聖書と冷戦 第69回 第2次コンゴ戦争(Bible & Cold War 69th 2nd Congo War)

第1次コンゴ戦争でモブツ独裁政権を滅ぼした反モブツ派(AFDL)のリーダー、ローラン・カビラは、自分を支援してくれたバニャムレンゲ(ルワンダからの難民。AFDLの主要メンバー。)やルワンダ、ウガンダを排除し、恩を仇で返し始めたため、バニャムレンゲは…

聖書と冷戦 第68回 第1次コンゴ戦争(Bible & Cold War 68th 1st Congo War)

1965年以降、コンゴ民主共和国はザイールとして親米独裁者モブツに支配されていましたが、彼は自分さえよければいいタイプの人間で、国の富を独り占めし、嫌いな人を殺しまくり、しかもアンゴラへの侵略もやってのけ、そのせいでザイールはどんどん貧乏にな…

聖書と冷戦 第67回 チェチェン紛争(Bible & Cold War 67th Chechen War)

第1次チェチェン紛争 1991年、ソ連の将軍だったドゥダエフは、チェチェンの独立を宣言し(チェチェン・イチケリア共和国/CRI)、反乱を起こしてロシア人やクリスチャンを虐殺し始めました。 当然ロシア軍はこれを鎮圧し始めましたが、ソ連滅亡による混乱と軍…

聖書と冷戦 第66回 ルワンダ内戦(Bible & Cold War 66th Rwandan Civil War)

ベルギー植民地だったルワンダと隣のブルンジでは、少数派ツチ人が多数派フツ人を支配してたのですが、ツチ人とベルギー政府の関係が悪くなり(ルワンダ革命)、ベルギーはフツ人の反ツチ運動(フツ・パワー)を支援し、そのせいでツチ人がいじめられる感じ…