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朝鮮史シリーズ番外編 終末と朝鮮〜前編〜

みなさんこんにちは。梶原です。

今回は、朝鮮史シリーズ番外編として、終末と朝鮮について書きます。

 

南北朝鮮統一がどうなるかは、今の所見当もつきません。ただおそらく、共産中国がアメリカと日本の援助によって経済大国となったことを考慮すると、共産中国がアメリカへの敵対行動を強めてアメリカに制裁を発動され、経済的な関係を断たれて困窮し、政変が発生して滅亡し、その後中華民国が大陸に復帰して中国を統一する可能性が高いです。そうなった場合、北朝鮮はさらに困窮し(北朝鮮の貿易の90%は対共産中国)、ロシアへの接近を強めるでしょう。徹底的な監視体制が敷かれているので、国民が政変を起こす可能性は低いです。

なぜこう言えるのか、エゼキエル書38章から見てみましょう。この預言は、主イエスを信じる人々が天国に引き上げられた(携挙)後、まもなく実現するものです。

「人の子よ。メシェクとトバルの大首長であるマゴグの地のゴグに顔を向け、彼に預言して、言え。神である主はこう仰せられる。ロシュ、メシェクとトバルの大首長であるゴグよ。今、わたしは、あなたに立ち向かう。わたしはあなたを引き回し、あなたのあごに鉤をかけ、あなたと、あなたの全軍勢を出陣させる。それはみな武装した馬や騎兵、大盾と盾を持ち、みな剣を取る大集団だ。ペルシアとクシュとプトも彼らとともにおり、みな盾とかぶとを着けている。ゴメルと、そのすべての軍隊、北の果てのベト・トガルマと、そのすべての軍隊、それに多くの国々の民があなたとともにいる。(エゼキエル38:2〜6)

ロシュはロシア、メシェクはヨーロッパロシア、トバルはシベリア、マゴグとゴグはカフカス以北、つまりロシアのことです。ロシアの同盟国の筆頭として出てくるのがペルシャ、つまりイランです。クシュはスーダン、プトはリビア、ゴメルはベラルーシ、北の果てのベト・トガルマはトルコです。ベト・トガルマはアルメニアのこともさします。多くの国々の民はこれらの国々の友好国です。おそらく中央アジア諸国やアゼルバイジャン(トルコと同族で、親露的です)とシーア派諸国(イラク、シリア、レバノン。イランのイスラエル攻撃の基地となりつつあります)、そして共産中国を失った北朝鮮が入ります。これらの国々の中に中国は入っていません。ダニエル11:36〜37(下記参照)を見ればわかる通り、この時のロシアはソ連さながらの共産主義的な特徴を有しています。北朝鮮の体制維持への熱やアメリカの中国経済への影響を考慮すると、共産中国が近い将来滅亡して東側諸国の指導者の地位がロシアに移り、北朝鮮がロシアに依存することになると考えると、腑に落ちます。

多くの日が過ぎて、あなたは命令を受け、終わりの年に、一つの国に侵入する。その国は剣の災害から立ち直り、その民は多くの国々の中から集められ、久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる。その民は国々の民の中から連れ出され、彼らはみな安心して住んでいる。(エゼキエル38:8)

ロシアとその友好国(東側諸国)は、一丸となってイスラエルに侵攻します。戦争に満ち、ローマ帝国に荒らされて以来2000年にわたって廃墟であったパレスチナは、現在イスラエルと、独立を主張しているパレスチナ(アラブ)の抗争の舞台となっています。この時はイスラエルとアラブが和解をし、安全保障的にも余裕があります。

また、ダニエル書にも内容が同じ箇所があります。

この王は、思いのままにふるまい、すべての神よりも自分を高め、大いなるものとし、神の神に向かってあきれはてるようなことを語り、憤りが終わるまで栄える。定められていることが、なされるからである。彼は、先祖の神々を心にかけず、女たちの慕うものも、どんな神々も心にかけない。すべてに優って自分を大きいものとするからだ。(ダニエル11:36〜37)

これはロシアの特徴です。この箇所を見ると、宗教よりも国家権力を上位に置くという特徴があります。これは過去の宗教的伝統を否定し、無神論に基づいて国家権力を最高としたソヴィエト連邦のことです。終末のロシアは、ソヴィエト連邦ソ連)の復活とも言える性格を有します。

その代わりに、彼はとりでの神をあがめ、金、銀、宝石、宝物で、彼の先祖たちの知らなかった神をあがめる。彼は外国の神の助けによって、城壁のあるとりでを取り、彼が認める者には、栄誉を増し加え、多くのものを治めさせ、代価として国土を分け与える。(ダニエル11:38〜39)

ロシアは資金を大量に利用し、軍拡にのめりこみます。ソ連やロシアは軍事大国で、東側諸国と友好的な国を中心とし、世界各国に武器を販売し、アメリカと市場を争っています。また覇権主義的な特徴もあり、2008年にはアブハジア南オセチア独立運動(親欧米のグルジアから)を支援して成功させ、2014年にはクリミアを60年ぶりにロシアに復帰させました。これらの活動を通し、さながらソ連のように勢力を拡張していきます。

終わりの日に、南の王が彼と戦いを交える。北の王は戦車、騎兵、および大船団を率いて、彼を襲撃し、国々に侵入し、押し流して越えて行く。彼は麗しい国に入り、多くの国々が倒れる。しかし、エドムとモアブ、またアモン人のおもだった人たちは、彼から逃げる。(ダニエル11:40〜41)

南の王とはエジプトのことです。エジプトはアラブ諸国の中で最初にイスラエルと国交を結んだ国です。麗しい国はイスラエル、多くの国々はアフリカ諸国です。エジプトはアフリカ経済の中心地です。エドムとモアブ、またアモン人のおもだった人たちとは、ヨルダンの権力者たちのことです。

 

続きは後編で書きます。